毎年6月16日は「和菓子の日」ということをご存じですか?
嘉祥元年(848年)6月16日に仁明天皇が元号を「嘉祥」と改めた際、神前に16個のお菓子をお供えたことに由来し、全国和菓子協会が制定した記念日なんです。
私はつい1年前に和菓子の日ということを知りました。教えてくれたのは和菓子女子のせせなおこさん。
せせさん、今年の和菓子の日は「和菓子サミット in 東京」を開催するとのこと!私も和菓子に親しむべく、参加してきました。
和菓子サミットの様子
開催場所は恵比寿のクックパッド社。ガーデンプレイスタワーの12階にあり、キッチン付きイベントスペースのようになっています。
さすが料理を専門としている会社とあって広くて快適そうなキッチン。
▲目黒方面を臨む
12階からの景色。6月にしては肌寒い曇り空でしたが、続々と参加者が集い和やかな雰囲気です。
11時となり和菓子サミットスタート。
せせさんの日頃の活動、和菓子の日の由来、サミットを開催するにあたっての経緯、協力してくれた方の紹介など、和菓子愛に溢れるお話が進みます。
せせさんは日本を旅しては各地の和菓子巡りをしていて、毎日和菓子を食べているそう。
おまんじゅう好き&OMIYA!編集長の嶋田さんも登場。お二人の和菓子トークはラジオ「日本和菓子ばなし」で拝聴しています。
▲愛用のまんじゅうのぼりを見せる嶋田さん
その後、参加者同士で作ったグループごとに和菓子の種類、どんな和菓子が好きかをディスカッションしました。
豆大福、ういろう、あんみつ、羊かん、白玉団子、八つ橋・・・など次々に出てくる和菓子。
「あのお店の○○は美味しい、おすすめ!」とか「そうだ、あれもあったね!」と、たくさんの和菓子が登場しました。ちなみに私はどら焼き押し。
オリジナルどら焼きをつくろう
そんな、私も大好きなどら焼きがこの日の主役。どら焼きに好きな素材をはさんで食べよう!そして、どの組み合わせが美味しいかみんなで決めようという、どら焼き試食会がありました。
どら焼きに挟むあんこは茨城県常陸太田市の北山さんご夫妻が作る「むすめきた」という品種。
EVERY DENIMの島田さんがえぶり号北関東編で北山さんの元を訪れたことがきっかけとなり、せせさんが「むすめきた」と出会ったそう。詳しくはせせ日和にも書かれています。
豆の色は赤と白が混ざったまだら模様。皮が薄く早く煮える豆だそうです。名前の由来は、嫁に行った娘が里帰りで家に来てから用意しても、直ぐ早く煮えるということから、むすめきた(娘来た)。
娘を思う温かい親心が伝わる由来だなぁと感動しました。
あんこにしていただいたのは、埼玉県日高市の和菓子店「四季菓りょう」の石川さん。どら焼きの皮も石川さんが焼かれたそうです。日高なら自宅から近いし、お店にもぜひ行ってみたい。
どら焼きの皮にあんこ、更にカスタマイズ用の素材が16種類用意されていました。
和菓子の日は16個の和菓子を食べるという風習があるので16種類だそう!
グループごとにトッピングスペースへ移動。皮の上にあんこを乗せた状態で受け取り、そこへ各々好きな素材を追加させ、オリジナルどら焼きを作っていきます。
白玉は全国のもちもち好きのための集いの会「日本もちもち協会」で作られたもの。熊本・氷川の「白玉屋新三郎」の石臼碾き白玉粉を使った白玉団子が用意されていました。
どら焼き試食!組み合わせ決定戦王者は・・・
私のどら焼き、マイドラは羽二重餅2種類、白玉、ナッツ、クリームチーズ、カステラ、塩昆布と色々トッピング。
物事を一気に楽しみたい性格が出ちゃってます(汗)これ、性格がわかるどら焼き占いとかできそう・・・。
いざ、実食。一口でパクッと食べると味が分からないので、端から少しずつ素材を挟んで口に入れました。
もちもち、カリッ、サクサク、塩気があったりと、どの組み合わせもあんことピッタリ。本当にどれもおいしかったです。どら焼きってこんなに楽しめたんだ・・・!と新たな発見。
どら焼きを試食し、どの組み合わせがおすすめか各グループでまとめていきます。色んな素材が出ましたが「あんこ組み合わせ決定戦王者」はクリームチーズに決定!
クリームチーズと合わせても食べましたが、確かに美味しい!せせさんは、市販のどら焼きを買ってきて自宅でクリームチーズを挟んで食べるのがおすすめとのこと。これなら簡単にできそう。
和菓子サミットに参加してみて
和菓子の楽しみ方をたくさん知ることができ、充実した時間でした。もっと和菓子の歴史や文化にも触れてみたいなとも。
私はやはりどら焼きが好きなので、お店のどら焼きを食べ比べてみたいです。スーパーで気軽に買えるものから有名店のものまで、お店によって個性があるから面白いんですよね。
来年の和菓子の日は和菓子屋さん巡りをして、16個のどら焼きを食べ比べてみようかな〜と結構真剣に考えてたりして。うん、いいね。
和菓子の魅力を堪能できた素敵なイベントでした。ありがとうございました!